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放電加工・カーボン電極の芯出の注意点 特殊引抜部品の放電加工

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ワークの芯出しが終了したら次に「電極の芯出し」です。ワークをチャックにしっかりと固定します。時々これを“手で締め付ける程度”で忘れてしまうことがありますので、注意が必要です。
 

 こちらもダイアルを使って平行度を調整していきます。まずは「左右の平行度」を調整していきます。今回のワークは多数子取りでX軸方向の電極の動きも大きくなります。さらにワークの向きから、電極の左右の平行度を調整する基準面が、作業者側と反対側にあるため、ダイアルも作業者の反対側に固定します。
 

 そしてダイアルを左右「X軸方向」に移動させながら、つまみのねじで「左右の平行度」を調節します。
 

 続いてダイアルを作業者側に取り付けし直して「X方向の前後の傾き」を調整します。これもX方向に電極を動かし、ねじで微調整していきます。誤差は0.01mm以下です。
 

 次に「Y方向の前後の傾き」を調整していきます。この場、電極上面は計測するための“面”が短すぎるため、電極下面にある製品部分の平を利用し、調整します。
 

 計測は距離が長い程誤差がよく確認できますが、その距離が短いと、実際には大きな誤差があるにもかかわらず、ダイアルがわずかしか振れないため、その誤差を見落としがちです。ここは細心の注意が必要となります。
 

 ここまでの工程で電極の平行度が確保出来たら、次に“電極の芯出し“を行います。一番最初の動画で行っていた「加工のための基準だし」での座標に、電極の基準とを合わせる作業です。
 

 まずは「XとY方向の基準となる電極の壁」に芯出し球を当て“ピッ”と鳴ったところでゼロに数値をリセットします。これをそれぞれ2~3回ほど行います。
 

 続いて「Z方向の基準となる壁」これはまさしく“電極にある製品形状の面”になります。今回の場合その製品基準面が狭くなっているので、動画のように鏡でよく確認しながら、電極のZ基準平面がきちんと芯出し球に当たるようにします。(これがきちんとした面に当たっていないとえらいことになります)そして最後に芯出し球の半径分3mmを考慮して、電極の位置を移動させて、XYをそれぞれゼロにリセットします。

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