アルミ鋳物金型 複数部品の放電加工とワークの芯出その工夫

アルミ鋳物金型 複数部品の放電加工とワークの芯出その工夫

2021-03-09
前回に引き続き、ワークの「X、Yの座標値」を測定をご覧いただきます。このワークはX方向の基準面が約98mmありますので、片側10mm程度の計測球の移動のためのクリアランスを見て、自動でXが118mm絶対値で動くように設定をしました。
 

 更にワーク上面に計測球が当たらないようにして、その分のZの動きも考慮し、「Zの移動量」はマイナス75mmに設定します。
 

 今、自動で計測球が動いているのがそのプログラムになります。
 

 ワークが3つありまが、「X座標」を自動で計測し終えたら、今度は「Y座標」を計測するといったように、一つづつ計測していきます。
 「Y座標」は手動で計測します。計測球の直径がφ10mmですので、Y方向の座標については“ピッ”と計測球が当たった座標値からマイナス方向に5mmずらして、初めて本当の「Y座標値」が出るということになります。
 いまノートに計測された座標から5mmマイナス方向へ…と計算してます。
 

 それが終了したら、次の2番目のワークの計測に移ります