ATOS 3DスキャナーとTebisリバースシステム 弊社と計測メーカーの違い

ATOS 3DスキャナーとTebisリバースシステム 弊社と計測メーカーの違い

2021-03-11
弊社が掲げる「誉のものづくり丸投げサービス」の一翼を担う
“リバースエンジニアリング”のパンフレットが完成いたしました。
「誉のものづくり丸投げサービス」掲げる弊社の最大の目的は
「図面もデータもないアルミ鋳物製品を金型化すること」にあります。
本日は、パンフレットの中身のご紹介に合わせ、お話ししたいと思います。
3Dスキャナーを導入して“何をやりたいのか”という目的が明確でないと、
宝の持ち腐れ的存在になってしまいます。スキャニングしたからと言って、
それがすぐに“利益を生み出す”事につながるわけでもありません。
 実際にお客様にとって利益を生み出す「金型」になるには
スキャンしたSTLデータを金型化するという“リバースエンジニアリング”
の技術・スキャニング後のモデリング技術“が良い3Dデータの作成には
必須となってきます。
 スキャンデータは点群データのため、そのまま3DCADで直接編集はできません。
そのため、点群(ポリゴン)データをCADデータへ変換する必要があります。
ただ単にデータを変換するのではなく、スキャンできなかったデータ欠損
箇所の補完、修正、ノイズ処理、表面スムース処理などの操作も行う必要があります。

その様な中で、弊社のような「金型製作会社」がこの3Dスキャナーと
リバースエンジニアリングシステムを持つことの意義は、同時に、
弊社が掲げる「誉のものづくり丸投げサービス」に直結するものになります。
それでは、具体的に、「誉のものづくり丸投げサービス」に
ドイツGom社製ATOS Core300 3DスキャナーとドイツTebis社製 
最新リバースエンジニアリングシステムが加わったことにより、
お客様はどのようなメリットを得る事が出来るのかをお話ししたいと思います。

 弊社は過去40年以上にわたり、外観意匠が重要視されるアルミ鋳物製品の
金型を設計製作した経験から、言うなれば「ただスキャニングすれば得られる
STLデータをお客様の利益を生み出す高品位金型に生まれ変わらせる」
事が出来る会社と言えます。 
 これは、ドイツGom社製ATOS Core300・3Dスキャナーによる高精度
スキャニング技術、そして、ドイツTebis社製最新リバースエンジニアリング
技術と弊社の「外観意匠モデリング技術」の融合により実現可能となりました。
 ただ金型化するのではなく、冒頭にお話しいたしました、弊社の
“有形無形の技術との融合“これにより初めて、高品位で高精度の
”お客様の利益を生み出す金型“に生まれ変わらせる事が出来ます。
 
このところ多くの問い合わせをいただきますのが、「図面もデータもない
アルミ鋳物を引き続き生産したいが、今迄お願いしていた鋳物メーカーが
廃業してしまった」ですとか、「生産数の減少のための転鋳を考えている」などです。 
 弊社はこのようなお客様のご要望にお応えすべく、万全の態勢を整え、
また、既存金型の修理・改修によりコストを抑えた金型の転鋳などのご要望においても、
群馬県の優秀な鋳造メーカーとアライアンスを構築し、金型の設計製作・
修理・改修から、鋳造・納品まですべてを“丸投げ”していただくことが可能です。
 
 弊社で設計・製作された金型や金型製作前のマスター電極の「電極検定」
はもちろんのこと、他社製の金型やマスター電極の寸法検定にも対応いたします。
また、出張の計測も行っております。もちろん「ものづくり丸投げサービス」
において製造されたアルミ鋳物の寸法検査と寸法保障も行います。 
 お客様の中には「3次元測定器での寸法保障がないと、さらにその上の
お客様に納入できない」という会社様もいらっしゃいます。
「誉のものづくり丸投げサービス」はこの点においても万全の態勢を整えております。