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全国対応 グラビティ金型 低圧鋳造金型 V56高速切削加工

投稿日:2021年8月26日 更新日:

「誉のアルミ鋳物金型高速切削の実際No1」

本日から4回にわたって、弊社のアルミ鋳物金型の加工。
高速切削加工の準備から実際の加工までをご覧いただきます。

現場作業者が加工用の板にワークを取り付けて、
加工指示書に従ってワークを高速加工機V56にセットしていく様子からになります。

ワークやワークの取り付け板に、ごみや油が付いていないかなどを、入念にチェックし、
弊社のプログラム担当が作成した指示書を元に、加工機上のワークの向きに注意しながら、
ワークをセットしていきます。今回の加工ワークは厚みが135mm程あり、
縦横が400mm程ありますが、一種類の金型の、
可動側と固定側の二つのキャビティを、同時に並べて加工していきます。

まずは座標軸G54側にワークを載せ、続いてG55側にワークを載せます。

グラビティ鋳造金型 高速切削加工 マキノV56へのワークのセット

二つのワークをV56に載せ終わったら、今度はそのワークの基準位置を出す作業を行います。
今回のワークは、加工機への“べた置き”ではなく、加工用の板にワークを取り付けていますので、
その板をクランプ用の“爪”で固定することになります。
まずは板の程よい位置に大まかに爪を配置していきます。

ワークの芯出し作業を行っている間に、もう一人の作業者が、
今回の加工に使う“エンドミルの準備”を行います。

CAMの担当者から送られてきた「加工指示書」には、エンドミルの種類、コレットの種類、
突き出し量など、様々な情報が記入されています。

それを見ながら、作業者がエンドミルの種類の間違えや、突き出し量の間違えがないように、
細心の注意を払ってエンドミルの準備を行います。

弊社で主に使用するのは“焼き嵌めコレット”と呼ばれるもので、
ヒーターでエンドミルの入る孔を若干大きくし、
コレットが熱いうちにエンドミルを入れ、コレットが冷えることにより、
エンドミルを締め付けるという仕組みで、非常に剛性が高く、高精度です。

グラビティ鋳造 鋳造金型の高速切削加工 ワークの加工前準備

 二つのワークの同時芯出し作業は時間もかかります。
作業者はダイヤルゲージを確認しながら、二つの板を同時にクランプする“爪”を少しずつ締め付けていき、
その都度、ワークの平行度を確認していきます。

爪の締め付けを少しずつ行いつつ、ワークを銅で軽くたたいて平行度の微調整を行います。
片方のワークの平行度を出しつつ、隣のワークの平行度も出していく作業には、
“微妙な力加減”が必要となります。

長年の経験を元に左右同時にワークの平行度を確認していきます。
何度も何度もダイヤルゲージをワークに這わせる作業は、地味な作業ですが、
これから行う加工精度に直接影響を及ぼすため、非常に重要な作業となります。
これと同時に、もう一人の作業者が、準備のできたエンドミルを、
高速加工機内のツールチェンジャー内にセットしていきます。

この際、加工指示書通りのツール番号に加工指示書通りのツールがセットされていることが重要となります。

ある程度ワークの平行が出たら、爪のボルトナットを締め付けていきます。
このボルトの締め付けも、ワークの四隅にありますが、すべてを程度均一に締め付けていなければなりません。

「どこか一か所だけ先に、きつく締めておく」といったことは、
ワークの平行度の狂いの原因になりますので、このボルトナットの締め付け加減は、
すべてのボルトナットで、均一になるように締め付けねばなりません。ここが、経験値のいるところです。

グラビティ鋳造 グラビティ鋳造金型 牧野フライスV56 高速切削加工

二つのワークの芯出し作業が佳境を迎えているころ、
エンドミルの準備も、いよいよ仕上げ用のエンドミルのセットになってきます。

工具の種類とセットした工具とに相違がないかどうかのチェックも十分に行います。
特に小径のエンドミルのセットについては、事前に“目に見えない刃こぼれ”等がないかどうか、
拡大顕微鏡で工具先端の状態を確認しておきます。

ワークの芯出し作業が終了したら、いよいよ粗加工の開始です。
今回の場合はF20のR2のフルバックで加工しています。

 今まで4回に渡って、弊社の高速切削加工の準備から加工開始までを見て頂きましたが、
加工開始できるまで、おおよそ1時間半から2時間程度です。

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