ATOS 3Dスキャナー 良好な形状測定のためのアルミ鋳物の計測前準備

ATOS 3Dスキャナー 良好な形状測定のためのアルミ鋳物の計測前準備

2021-05-27
本日はATOS3Dスキャナーでアルミ鋳物をスキャニングするための前準備。
現象液の塗布とスキャニングのための基準点シール張り。
これをご覧いただきます。

 まず最初にアルミ鋳物をカメラがきちんと認識しやすいように、
「現象液」を吹き付けてアルミ鋳物全体を白くします。

この現象液は白く粉っぽいために、
ATOS3Dスキャナーでのスキャニングのための「基準点シール」が非常に張り付きずらく
そのまま貼り付けても、すぐに取れてしまいます。

ですので弊社では、このシールの裏面にシリコン系のボンドをほんのわずか付けて、
アルミ鋳物に基準点シールを張り付けています。

 この基準点シールは、前にもお話いたしましたが、
どこから見ても常に3つ以上のシールが、
カメラから見えるように貼り付ける必要があります。

そののちATOS3Dスキャナーのカメラ本体をセットします。
このカメラは30分ほど暖機運転しておきます。
室内の温度も20~25度程度にし、
キャリブレーションボードの表面温度も室温と同程度になるようにします。